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[M] オープンアクセス再考―なぜオープンアクセスジャーナルの道を選んだのか。 オンラインリソース


著者: (出版日: 2009-10-01)
https://hdl.handle.net/20.500.11932/124515 Web

コレクション: NIMS成果物
形態: オンラインリソース オンラインリソース
言語: 不明
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識別子: Handle URI: https://hdl.handle.net/20.500.11932/124515
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アブストラクト:

学術誌は、長い時間をかけてその知名度を確立するが、それは研究者の支持を得てこそ成り立つものであり、また良質で信頼される査読体制という別の側面での研究者の支持を得て成り立つ。「あのジャーナルに」と思われる学術誌を目指し、掲載論文のおもしろさは勿論であるが、メディアとしての確実性、研究者コミュニティをしかとサポートする出版設計が欠かせない。オープンアクセス化は学術誌出版の選択の問題であって唯一の正解ではなく、研究者自身が求めるのなら、それに対する確かな選択肢が今一つ増えた、といったところではないだろうか。そして冒頭の「なぜ」についての答えは、日本の材料研究の中心を担う研究所として、成果だけでなく研究環境全体を牽引し、世界へ見せる一つの役割としての学術誌の力を認識していることに他ならず、その具現化への選択肢としてオープンアクセスであることが研究者の自由を確保するに最もふさわしいと考えたからである。

注記: